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小学5年生と座間味島へ

2018年07月30日

事業のお手伝いの一環で、小学5年生約70名と2泊3日、座間味村へ行ってきました。

学校側と島の受け入れ側との間に立ち、子供たちがこの機会に何を学びたいのか、そしてそのためには何をしてあげられるのか。一方で地域は何をチャレンジしたいのかなどをお聞きしてプログラムを進めていくファシリテーターのような役割をさせて頂きました。

子供たちと2泊3日過ごして感じたことが、子ども達への大人の関わり方って大事だなと改めて思いました。

私たちが、子どもには無理、出来ないと思ったら出来ないというかやらない、やる気が無いし、できなくて当然と思っている。

でも同じ内容でもこれをやることで子供たちにとってどんないいことがあるかを考えぬいて、出来ないと言っても挑戦してもらいたい、やるにはどんなサポートが必要かまで決めたことは意外とすんなりやってくれたり。

2泊3日の中でみんなでシュノーケルをする機会がありました。その中にプールも入らないし顔も水につけたがらないAちゃんがいました。

最初はビーチで遊んでて、周りの大人も無理して入る必要はないと思っていました。しばらくして、地元のシュノーケル会社のおじさんが来て、海に誘いました。

その方は、今まで海に入らなかった子はいないと打ち合わせの時から言ってて、そして海の素晴らしさを誰よりも知ってました。

Aちゃんは最初怖がってイヤだと言ってましたが周りの子の楽しそうな様子が気になったのか自分から入って行きました。

そしてその方のサポートで、沖の方まで行きウミガメが見えたと喜んでました。

もし、あの方じゃなくて、イヤなら入らなければいいという考えの大人ばかりだったら、Aちゃんは挑戦しなかっただろうし、勇気を持って一歩踏み出したその感覚を味わうことがもっと遅くなったかもしれません。

もしかしたら、殻を破ることや勇気を持って一歩踏み出すという感覚を知らないまま大人になったかもしれません。

でも、Aちゃんは怖いと思った海の中で自分でも想像できなかったステキな体験をしました。そんな積み重ねが、自信につながっていくのだろうと座間味島での様々な体験から学びました。

無理矢理させることとはまた違う。心から出来る、やってほしいと思ってサポートする。信じるとか見守るとかに近い感覚かもしれません。

普段接することのない大人だからすんなりそれが出来る場合もあると思います。

夏休み、そんな機会を体験できるイベントってどのくらいあるんだろう?noteでもいずれそんな機会を提供できたらいいなと思った今日この頃です。

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