人材育成・研修

チームワークの状態

2021年08月16日

最近何かの記事を見てふと考えてみたことです。チームでプロジェクトを実行するときにリーダーによって進め方の違いがあります。どのかたちがベストなのかを考えてみました。

リーダーが先頭に立って、メンバーを引っ張りながら進めていくやり方。

 

上記のようなイメージです。このようなスタイルのチームだと、全員で同時にゴールすることが難しいのと、それぞれのゴールまでの時間にギャップが生まれてきます。先頭の人は「ゴールまで目前だ!」という感覚ですが最後の人は「ゴールが見えない・・・」という状態に陥っているかもしれません。

メンバーそれぞれゴールまでの距離が違うため、遠い人ほどまだまだあると感じてしまいます。複数のプロジェクトを抱えながらの場合、優先順位も変わってくるため、歩いている人もいればダッシュしながら進んでいる人もいます。

このスタイルでうまくいく業務は、ルーティン業務やそれぞれやること、期日がしっかり決まっていてこれさえこの期日までにやっておけばOKという内容であれば機能します。

それでも、いざゴールとなった時に「勘違い」や「誰かの小さなミス」が大きなトラブルになる可能性もあるため、このスタイルのチームには、「チームを指示進行する人」という役割の人がいるといいなと思います。この「指示進行する人」がうまくファシリテートしながらそれぞれのメンバーの状況を全員が把握できるようチーム全体をサポートしていくことができると大きなトラブルが少なくなりそうだなと。

リーダーは、チームのスピードが遅いなと感じたり、自身と他のメンバーとのギャップを感じたら外から指示進行する役割になるか、そういう役割を作ってみてもいいかもしれません。

 

もう一方で、このようなチームの状態もあります。

ゴールを同じ距離感でかつ違う側面で見れる状態です。個人的にはこの状態が一番効率がよくメンバーそれぞれの視点を生かせるのでいいなと思っています。

このような状態をつくるために意識してやっていることが短い時間のミーティングです。

good & newから始まり、ゴールまでにやることの確認、メンバーそれぞれから見たゴールの意味や意義や感じ方。そもそもなんでこれをやるのか・なんのためにやるのかは結構な回数振り返りします。それぞれが当事者になれるよう短い時間とはいえミーティングの開催は大変ですが大切なことだなと感じます。

話し合うことが出てきたらミーティング開催となるとやはり回数は減ってきますし、長くなってしまいがちなので、zoomなどを活用しながら毎週のこの時間と決めておく方がいいです。

チームワークを機能させるためにはリーダーやメンバーのスタイルによっても異なってくるので、どの形がいいと一言で定義するのは難しいですが、違和感を感じたらなぜそれが起こっているのか、どんなギャップが発生しているのかをリーダーは一つひとつ向き合うことが大事ですね、、、

みなさんのチームで大事にしていることも聞いてみたいな。

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